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2008年3月15日 (土)

思えばいとしい?

 卒業のシーズンです。私の職場でも今日は卒業式でした。卒業式といえば「仰げば尊し」と「蛍の光」が歌われます。どちらもスコットランド民謡といわれていますが、「仰げば尊し」の方は伊沢修二の作ではないかといわれているようです。「蛍の光」は正真正銘のスコットランド民謡で'Auld Lang Syne'(Old Long Since)が原題です。原詩はロバート・バーンズの作とされ、旧友との別れに臨み酒を汲み交わそうというものです。
 さて、この2曲とも今歌われている日本語の歌詞は文語体です。小学生でも歌える歌詞でも、その意味はというととたんに怪しくなるようです。かくいう私も「仰げば尊し」の、

 思えばいととしこの年月

を「今思えば愛しく思うこの歳月を」の意味で解釈していました。「いと」は非常に、「とし」は速いという意味だと古文で習っても、これと結びつくまでにはかなりの時間が要りました。「蛍の光」も

 いつしか年もすぎの戸を

の部分がどうしても分からなくて「トシモスギ」なるものがあると考えていたことを白状します。
 なお、「仰げば尊し」の2番、「蛍の光」の3、4番が戦時中の考え方に基づいたものであるということで省略されていることもこの際、思い出しておこうと思います。「身を立て、名を上げ、やよ励めよ」くらいならいいと思いますが。
 さて、この3月、卒業を迎える皆さん。おめでとうございます。すっきり意味を理解して「蛍の光」を歌ってお送りしたいと思います。

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