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2008年8月20日 (水)

網民の迷走

 中国語ではインターネット利用者のことを網民というそうです。日本ではネチズンなる造語を使うこともあるようですが。言論統制の印象の濃い中国の中でインターネットは個人的な情報発信のメディアですので、その利用状況は個人的に関心があります。最近、オリンピックを契機に中国の数多くの情報が報道されています。この網民の動向もよく取り上げられています。
 最近では中国の国民的英雄である劉翔選手がオリンピックのハードル競技の予選で棄権をしたことについて、ネット上でさまざまな発言が飛び交っていることが取り上げられました。劉翔選手は陸上短距離界で唯一ヨーロッパ・アフリカ勢とわたりあえる選手だけに、北京オリンピックのシンボル的な存在であったといえます。多くのスポンサーとの契約で莫大な収入を得ているとされ、そのことも羨望や妬みの対象になっていました。レース棄権のあと網民たちの一部は劉翔選手を敵前逃亡の脱走兵と揶揄したようです。
 ネット上の発言が言いたい放題なのは日本も同じです。私は一々気にしませんが、ある掲示板では特定の個人名を挙げて誹謗中傷が普通に行われているようです。これは書き手のモラルの問題であり、容易に解決できることではありません。
 中国の人々が自分の意見を公表できる機会をもっているということは、その意味では大切なことかもしれません。ただし、情報網をもっているだけではやはりだめなようです。状況を大局から見る眼、個人の一時的な感情を抑える力については、コンピュータの助けは期待できないようです。私は中国の網民が特に劣っているとは思いません。ただ国の行く末を変えるかもしれない彼の国の言論の状況に関しては強い関心を持っているのです。

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